とある仕事をきっかけに、十数社に及ぶ就労支援施設にお世話になっています。そこで就労する数百名の障がい者（利用者）の皆と一緒に現在製品を仕上げています。

協力会社を求めて、数十社をまわり今に至ります。様々な話を見聞きし、私なりに思うところも多々ございました。「福祉」と調べると「幸せ」と出てきます。憚らずに申し上げると、そうとは思えない事業所もございました。一日中、一つのねじとボルトをはめたり、外したり、最初は手先の訓練と認識していましたが、彼、彼女にもう少し付加価値があり、実践的な訓練になる仕事は出来ないのかとも感じました。

請負事業で仕事を振り出す企業側も様々な事情があると解釈はできますが、誰が作業しても最低賃金を超える事のない訓練という名目の軽作業に対して違和感を覚えています。

「本当にこれでいいのか？彼、彼女達には個別の技能にあったフィールドが容易できないか？職業訓練と付加価値を同時に付与できる環境はできないのか？大きく言えば、福祉と営利どことなく境界線のある、相反しそうな垣根をつなげる事はできないのか？」

それらの疑問の答えを探してエルビーズの皆と挑戦し、成長してまいります。

エルビーズの皆には自分を信じ、自分が世界に影響を与えることができることを信じ、自分の可能性に制限を決めず成長してほしいと願っています。

代表取締役　佐野力哉